取引先の主催によるカッピングセミナーに参加してきました。
近頃話題のスペシャルティーコーヒー、その産地の情報に詳しく、神奈川にお店を持ち、東京をはじめ全国にクライアントを持ち、コーヒー、紅茶のプロを育てるプロフェッショナルとしてコンサルティング業で活躍されているKさんにお声を掛けていただいたのでした。会場も彼のお店でした。
スペシャルティーコーヒーとは如何なるものか?
アメリカの
SCAA(Specialty Coffee Association of America)にその定義づけがなされています。興味のある方はご覧ください。
会場にはスペシャルティーコーヒーに興味を持つ熱心な自家焙煎珈琲の店主が顔を揃え、熱気溢れる雰囲気でした。私も寝不足気味の体に鞭打って一分一秒たりとも無駄にするまい、とテンションは上がりっぱなしでした。
もちろんカップテストは私も含め弊社スタッフは常日頃心がけております、が、一流の国際審査員(今回の講師)の技術をまじかに見るのは初めてで、感心したり、ああ、今までのやり方は間違っていなかった、と安心したりしました。
結論から言って、スペシャルティーコーヒーと一般的に流通しているコーヒーは確かに別物です。鼻腔に最初にアロマが触れた瞬間の感覚、口に含んだ時に舌が和らぐ様な感覚、クリアな酸が春の淡雪のように舌の奥の方で消えてゆく心地良さ・・・、語彙の貧弱な私にはなかなか上手く表現できませんが、とにかく一切の不快な雑味がなく、際立った芳香と後味のよさ、質の良い酸味、・・・etc.
コーヒーの優等生ですね!!
しかし、真にスペシャルティーに値するコーヒーは世界に出回っているコーヒーの1~数パーセントに過ぎないようです。グルメコーヒー、プレミアムコーヒー、などなど消費者を惑わす(自分も使っていますが)ような用語がまかり通って来ましたが、真にお客様を喜ばす事のできる味の基準として、これからさらにしっかりと根付いていって欲しいと思います。