11月15日
パラパットからリントンへ、
移動中の車中から撮ったトバ湖のごくごく一部。
遠くに見える陸地はトバ湖の中にあるサモシール島。
トバ湖の大きさは琵琶湖の3倍あるそうです。
パラパットから車で走ること2時間半、リントン地区に到着しました。湖の3分の一程度を周回移動したに過ぎません。やはりでかいです、この湖は。
バタック族の家屋は屋根が舟の形をしています。昔この一族がフィリピン方面から舟に乗ってやって来た名残だ、という説と、死んでから舟に乗って旅立つのだ、というふたつの説があります。因みにこの形の家屋、セレベス島の山岳民族のトラジャでも見ることができるそうです。そういえばキーコーヒーさんのトラジャコーヒーにもこの形の家屋がデザインされていましたよね。ルーツは同じなのでしょう。
今回の旅で確認できたことは、沿岸地域の主要な集落はすべてイスラムが席巻していると言うことです。後から移住してきた非イスラムの部族たちは未開の山岳地帯に定住するよりすべが無かったのでしょう。因みにこのあたりは後のキリスト教宣教師たちの献身的な布教活動により、「食人」の習慣があったバタック族の人々もほとんどがキリスト教徒となりました。