セミナー講師はMr.Tom Kukhang氏。流暢、かつわかり易い英語でプレゼンテーションして下さった。以下、パプアニューギニアのコーヒー(以下PNGコーヒー)に関する講義の概要。
History
1889年 Sogeri Plateau によってコーヒーが当地に紹介される。
1945年よりプランテーション発達。
1952年より小規模栽培農家が増える。
1963年、コーヒーインダストリーボード 設立
Industry Structure
2002年春のNew Vision のもと、生産者、政府、プランテーション経営者ならびに精製業者、輸出業者による「コーヒーインダストリーコーポレーションLTDが設立され、2003年にはコーヒーインダストリーアクトが発表される。
Importance of Coffee
国内総生産(GDP)の2~3%をコーヒー豆が占める。
900,000 戸の世帯のうち397,000戸(もしくは550万の人々のうち、250万人)が現金収入をコーヒーに頼っている。
PNGコーヒーの85%が小規模農家によって生産されている。
Growers
小規模農家(Smallholders) 397,000 0.25ha~5.0ha
PNGコーヒーの85%をこの小規模農家がnatural systemで生産している。 トレーサビリティーの確立が急務。
中規模農家(Blockholders) 140 5ha~29ha
PNGコーヒーの5%を生産している。
大規模農家(Plantations) 50 30ha~
PNGコーヒーの10%を生産している。
Environment
900 masl - 2200 masl 標高
1200 - 2200mm の年間降雨量
火山性の土地で低湿地の泥炭(Peat)層が深く覆っている。
日中温度は18-26℃
夜間温度は10-16℃
Variety
Tall ティピカ、ブルボン、アルーシャ、ムンドノーボ
Dwarf カツーラ、カティモール
Robusta ベソーキ(Congolese)
Smallholder Coffee in PNG
Smallholder Production System
殺虫剤を使わない。(No Pesticides)
除草剤を使わない。(No Herbicides)
化学肥料を使わない。(No Inorganic Fertilizers)
シェイドツリー(Casuarina Oligodon)wを植える。
コーヒーの木々の間に食料となるべき植物を植える。
組織化された小規模農家を増やす。